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母親も、仕事も、私の元気の源です。

子育て中も働き続けたい、積み上げたキャリアを手放したくない…。
働く女性にとって仕事と家庭の両立は大きな課題です。その両立には職場の支援体制や家族の協力が欠かせません。今回は、子育て中のスタッフに集まってもらい、働き方やサポート体制について話し合ってもらいました。

対談スタッフS T A F F

石倉 さやか介護士

今年第3子を出産。
来年春まで育児休業中。

島 千晶介護士

2児の母。
第3子出産を翌月に控え、
現在出産休業中。

奥多 紀子生活相談員

5歳と2歳、2児の母。
育児休業を経て昨年、
職場復帰。

村井 弘美ケアマネジャー

22歳、17歳、15歳の母。
当施設開設時から勤続26年。

子育てに理解のあるスタッフが多い

村井
介護施設は今どこも人手不足で、産休や育休が取りにくいという話を聞くことがありますが、当施設の取得率はかなり高いですよね。
石倉
私は今3回目の育児休業をいただいています。産休、育休はもちろん、復帰後しばらくは時短勤務をさせてもらえることや、子どもが小学校に上がるまで夜勤免除してもらえるのもありがたいです。
村井
私が産休、育休を取ったのは15年ほど前。当時、復帰後の夜勤免除は1歳まででしたが、その後3歳までに延長され、今は就学までに…。いい環境になりましたね。
ここは子育てに対する理解がある職場だと思います。例えば保育園から「お子さんが発熱」との電話を受けた時、すぐに周りのみんなが「早く行ってあげて。今日はもう休んでいいよ」と促してくれる…。半日単位で看護休業が取れるのも便利ですね。
奥多
同感です。私も時短勤務をしていた時、子どもを迎えに行く時間になっても仕事が終わらず、焦っていると、先輩が「大丈夫。その書類は時間がある時に仕上げてくれればいいよ」と言ってくれて嬉しかったです。

家と職場、2つあるから心が安定している

ここはスタッフのサポートも手厚いと思います。育休明けっていうのは仕事の勘を取り戻すのが大変。でもみんなが助けてくれ、不安を取り除いてくれるんです。
石倉
私も感じました。復帰直後は利用者さんの名前を覚えなきゃいけない、仕事の手順を覚えなきゃいけない、子どものことも考えなきゃいけないで、毎日が精一杯。でも先輩は同じことを何度聞いても笑顔で答えてくれました。
村井
両立が大変で、辛いと思ったことはない?
私は長男の育休の後、特別養護職からデイサービス職に変わりました。最初は戸惑いましたが、もっと勉強しなきゃ、経験を積まなきゃという意識が高まり、逆にモチベーションが上がっていきました。
奥多
職場では、子育ての大変さから離れて仕事に集中できるので、いい意味で気分転換になっています。子どもの体調が悪い時、心配になることもありますが、主人や実家の両親が協力してくれるので何とか乗り越えています。
石倉
私も…。いつも主人と両親に助けてもらっています。家族みんなで子どもを育てているという感じです。

積み上げたキャリアをもっともっと

村井
この仕事は夜勤もあるので、家族の協力が必要。でも今は、育児に関する様々な両立支援制度が充実しているからうまく活用しながら働き続けることが可能ですね。
ここは子どもが3人いるママも多いです。私ももうすぐ3人目…。それでも働き続けられるのはありがたいです。私はこの仕事が大好き。だから早く復帰したいと思っています。復帰後はこれまで助けてもらった分、今度は産休スタッフの職場をサポートする側に回りたいと思っています。
村井
母親が大変なのはお互い様っていう意識が浸透していますね。協力体制ができあがっている…。
奥多
私は今、生活相談員として利用者さんやその家族、看護師、理学療法士などいろんな職種の人と接します。専門的な知識も得られ、スキルアップもできる仕事。だからこの先もずっと続けていきたいと思っています。
石倉
私は3年程前に喀痰吸引(かくたんきゅういん)の資格を取りました。夜勤免除をしてもらっている立場でしたが、上司は「頑張って!」と応援してくれました。子育て中は働く時間が限られますが、やる気があれば何でもチャレンジできると思いました。今日は久しぶりに職場のみなさんに会えてリフレッシュできました。早く復帰したいです!
村井
私は開設当初から(1992年)から働いていますが、ここまで続けてこれたのは、間違いなくやりがいのある仕事だから。大変なこともありますが、それを凌駕する人間愛にあふれた仕事だと思います。介護の仕事に興味のある方は経験を問わず、飛び込んでみてほしいと思います。